私の名前は小西ロク

2007.6.9
小西和憲(代筆)

1.生い立ち

私は2007年4月4日に山形県酒田市で生まれた、オスの柴犬です。 生まれて40日目に、弟と一緒に、無理やり箱に入れられました。 泣い ても暴れても、お母さんは助けてくれませんでした。 何時間も車で揺られて、着いたところは横浜でした。 横浜に着くと、お医者さんが待ち受 けていて、さっそく注射を打たれました。 病気予防のためだそうです。 2-3日後に、再びお医者さんの診断を受け、「健康」と判定され、ビ デオ撮影されました。 このビデオはインターネットで公開されました。 私の不安そうな様子が、我が家にダウンロードされ保管されているビデ オからも判ります。

2.ひばりが丘西友店

私は東京のひばりが丘西友店に運ばれました。 5月18日の朝10時から、縦横高さが 60cm x 60cm x 100cmの箱に一匹毎入れられ、売りに出されました。 私と弟についた値段は 94,290円でした。 柴犬は全部で4匹いて、私は右から2匹目、弟が右端に並べられました。 私のご主人はその日の朝にインドネシアのバ ンドンから帰国したそうです。 ご主人が帰国する前の晩に、私と弟等のビデオ映像をインターネットで見て、家族で相談し、私の弟を第一候補 に、私が第二候補に選ばれていたそうです。 

     Web Site:   ワンニャン村:http://www.pfirst.jp /

私は口の周りが黒いのですが、弟には黒い輪が無かった様です。 この黒い輪は、人間の赤ちゃんにある蒙古斑のようなもので、年を取ると薄くな るものですが、弟にはこれが最初から無かったので、きっと見栄えが良かったのでしょう。

3.ご主人との出会い

ご主人と奥さんがお店に到着したのは14時でした。 人だかりがしていました。 奥さんは店員さんに「柴犬はどこですか?」とさっそく聞きま した。 2人が私の箱の前にやって来た時、年配の女性2名が私を見て相談していました。 奥さんは私の弟の箱を見て、「もう売れてしまった」 と声を発しました。 その瞬間、私はご主人と目が合ったので、立ち上がり抱っこを要求すると、ご主人は「この子を見せてくれ」と店員さんに言 いました。 店員が主人の手にアルコールを吹きかけた後、ご主人は私を抱きかかえてくれました。 私は嬉しくて、必死で尻尾を振り、顔や耳を 舐めまわすと、ご主人はすぐに「これを買います」と店員に告げました。 

私の当時のデータは

4.小西ロクと名付けられました

家に着くと、みんなが「ロクちゃん」と私を呼んでくれました。 私は2代目の「小西ロク」になったのです。 先代もオスの柴犬で、今年の3月 17日にすい臓の病気で亡くなったそうです。 14歳でしたので、決して早死にではなかったのですが、小西家は悲しみに包まれていたようで す。 家から徒歩1分の日蓮宗のお寺の墓地に、初代の小西ロクは、ご主人の父母(おじいちゃん、おばあちゃんと家では言われています)と一緒 に葬られているとのことで、私もすぐに墓参りに連れて行かれました。 小西家の墓には綺麗なお花が植えられていましたが、隣のお墓は先代の住 職さんのものだそうで、もっともっと一杯のお花が活けられていました。 私も将来はこの墓に入るのかな?

5.元気です

私は生まれつき元気です。 左下の写真は、家に到着直後(5/18、生後44日)、家族の末っ子のリックを壊そうと頑張っているところの写真 です。 右下の写真は6/3に(生後60日)、ベッドから顔を出しているところをご主人に撮ってもらいました。 私は元気よく飛び跳ね、家族 と闘うのが大好きです。 私が遊びたいのに、昼寝をしている人がいると、軽く噛んで起こし、遊びや闘いを要求します。 しかし、これに慣れた 奥さんは手で私を振り払いながら、お昼寝を続けています。 外に出ると、まだ怖くて、家族に抱きついて、知らない人に触られても、じっと我慢 しています。 私の成長記録をインターネットにアップロードしますので、時々、アクセスしてみてくださいね:

    Web Site:   小西ロクのページ    

私はインターネットを使えないのですが、家族全員はパソコンをいつも使っています。 もっと私と遊んでくれた方が嬉しいのだけれど、勉強や仕 事をしているようですから、パソコンを使い始めたら、諦めて人形やスリッパを食いちぎったりして、一人で遊んでいます。 私にご用のある方 は、私のご主人にご連絡ください:

    Email:   小西和憲 <konishi@rokuchan.net>

我が家のドメイン名には私の名前が付いていますので、本当は、私が一番偉いはずですが、ご機嫌を取るため、ご主人は私よりも偉いことを、私も 認めたフリをしています。 しかし、21歳の末っ子には決して負けません。


ご主人
背丈
50cm(手を持ち、立たせてくれた時)
170cm
体重
2.4Kg
68Kg
食事 ドッグフードしかもらえない。 家族と同じ食事をしたいのだけれど、おねだりしてもくれない、残念。 ビールを飲み、魚、肉、野菜を美味しそうに食べている。 甘いお菓子も食べている。
生活 軽く噛み、遊びを要求し、元気に飛び跳ねている。 家族が帰宅すれば、玄関へ行き、熱烈な歓迎をしてあげる。 スポーツジムにも通っているみたいだけれど、家ではじっと座ってパソコンを使っていることが多い。