小西家の模様

2010.12.20
小西ロク

猫はコタツで伸びている

我が家の居間では、大変寒い時はガスストーブを燃やしますが、通常は大きな電気コタツが 唯一の暖房機です。お父さんたちは羽毛の上着を着ますが、僕と奈々は何も着るものが なく寒いので、コタツの中が好きです。コタツの中でもヒータ直下の、最も 暖かいところで伸びて寝るのが大好きです。決してコタツの中では丸くなりません。 コタツの他に、太陽の当たっている暖かいところも好きです。太陽が当たっているところでも、、 温度があまり高くなければ、丸くなって寝ます。しかし、温度が上がってくれば、伸びて寝ます。 つまり、丸くなるか伸びて寝るかは温度に依る、ということです。有名な童謡「雪」では、 「猫はコタツで丸くなる」という1節がありますが、きっとコタツがあまり暖かくなかった、 ということでしょう。


天然酵母パン作り

我が家では8年前から発酵ブームです。 次男に対する俺々詐欺に騙されなかったことを祝って、 カタログハウスから「パン作り機」を購入し、天然酵母「ホシノ酵母」を入手して パン作りを始めました。暖かい頃は成功しましたが、気温が下がると膨らまなくなったので、 捏ねた後はコタツに入れ、凡そ25℃を維持すると膨らむようになりました。逆に、夏には アイスノンを入れて、25℃を維持します。パン作りでは2段階の発酵を行いますが、 パンに使う小麦粉が変わると、発酵の具合も変化します。今年は、小麦が不作だっただけでなく、 品質も劣化したようで、国産の小麦粉では膨らみが良くない等、まだまだ「研究」が必要な ようです。しかし、良く出来た天然酵母パンは香りも良く、お父さんたちは美味しそうに 食べています。


黒ニンニク作り

お父さんは家庭菜園で使うために糠を発酵させています。最初はインターネットで調べて、 プラスチック容器を使って発酵させていましたが、容器沿いでは黒かびが発生する等の 問題がありました。最近では、糠を米袋に入れたまま、発酵の基になるボカシを混ぜ、 約1リットルの水を毎日加えます。これを電気あんかを底に置いたダンボール箱に入れ、 毛布で包むことで、40℃以上の発熱を一ヶ月以上維持します。難しいことは、毎日、 新しい米袋に積め替える作業です。この作業で糠を溢せば悲惨なことになりますが、 お父さんは低い台の上に足を乗せ、水平になった太ももの上に糠袋を乗せながら、 空の米袋に移し替えます。 これで天地替えができ、糠は空気に触れ、良い発酵が進みます。 その糠の中に、生ニンニクを入れて 置きますと、「黒ニンニク」が出来上がります。 このままですとまだ蒸した状態なので、乾燥させると甘さが増し、購入すれば非常に高価な 黒ニンニクができあがるのです。


お父さんとお母さんの会話、同窓会

お父さんは還暦を過ぎましたし、お母さんも2-3年で還暦を迎えますので、 お友達も暇になったからでしょうか、同窓会の案内が増えました。お父さんもお母さんも、 「いつまでも元気な訳ではないから」と言って、同窓会にはできるだけ参加するように しているようです。さらに、お父さんは、卒業した中学校、高等学校、大学、働いていた会社の 同窓会Webサイトの構築運用をボランティアで引き受けているようです。 また、お父さんは下関育ちで、お母さんは隣の門司育ちですから、共通の知識も多く、 お父さんは人の名前等を思い出せなくても、説明するとお母さんが「分かった」 ということで話をしています。長く同じ時代を同じ環境で一緒に過ごしてきたためか、 他の人から見れば分からない会話をしていても、本人同士は理解し合っているようです。 これは不思議な光景です。


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